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『ブラック・リモ』歌詞

2021年08月30日 19:00

ブラック・リモ

music & lyrics:端希

零度の塚に僕は
ガラクタ溜め込んだ惨状で

グレーゾーンに浸かった亡者(もうじゃ)
深い負荷に抗えずにいる

ヒールなのが時に参る
Eeny, meeny, miny, moeで選ばれる

嗚呼回った毒が僕にこう囁いた
「錆がかかっている」

最期につけた首飾りは何故か
どこか見覚えがある気がしている
ふと思い出したどこぞの僕を
そうさ、生まれる前から括っていたんだ

故に123でご挨拶の会釈
黒いリムジンかい、こりゃVIPな待遇だ誉れだな
上に123で愛されたみたいだ
思い遺すことはないかって?
“死ぬ程”あるけど聞いちゃくれないだろう?

ふわっとなるステップへと移行
不安が去るならそれもお利口

胡散臭ぇ奴ぁ顔見りゃわかる
どうだ、俺もその顔になっている

まやかしの美貌はどこまでも有限で
ひび割れて本物が溢れている
「薄っぺらな生活の支度をしなくちゃ」
いつも透明な眼球を相手に気を張っていた

故に123でリコリスを投げる
グロい触犯と濡れた寝具は覆い隠し捨てんだな
上に123で伝わったみたいだ
常闇に坊やは飽きたってよ
それはまだ白ける気配がない

真四角なお天道様が頬ずりして
ぐらりぐらり溶け込むように

塵芥で部屋ん中通せんぼ
後はよろしくな
腐りきった空き缶と骨の髄まで

故に123で愛された
黒いリムジンかい、こりゃVIPな待遇だ誉れだな
上に123で手が届く
フランベする相手はいねぇかって?
別にいないかな、感謝しているよ
思い遺すことはないかって?
“死ぬ程”あるけど聞いちゃくれないだろう?