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家族であり、友達であり
2021年01月13日 17:29
端希でございます。
久しぶりのブログだし書くかとても悩んだのですが、忘れない内にこの感情を文字として残しておきたい気持ちがあり筆を取っております。
みんなに知ってもらいたい話というより、自分のために書いているので暗い話が苦手な方は読まないことをオススメします。
先程、2021年01月13日の14:00頃、実家で飼っていたミニチュアダックスフンドのチョコが亡くなりました。
平均寿命が13〜16歳ほどと言われる中で、17歳と7ヶ月も生きてくれたのでかなりの長寿だったのではないかと思います。人間で言うと90歳を超えるくらいの高齢です。
実は半年ほど前、たまたま家族が全員揃っている時に、突然チョコが嘔吐を伴う激しい痙攣を起こして、救急で動物病院に連れて行ったところ
「脳に腫瘍があるかもしれない。
精密検査をして、そうだとわかれば手術できるかもしれないが、年齢も考えるとそのままにするという選択肢もある。」
と言われ、家族で相談した結果、検査は行わないことにしました。
その日の夜、明かりを消してもチョコは真っ暗闇の中、病気の影響か、薬の影響か、ふらふらと壁にぶつかりながらリビングを歩き続けていました。いわゆる徘徊をしているような状態です。
そんな状態だったので、帰りたくなくて実家のソファーでチョコのそばで朝まで過ごしたことを覚えています。
痙攣して病院に連れて行った時は、まだチョコを失う実感がなく、焦りと心配の感情だけだったのですが、朝までふらふらと歩き続けるチョコを見ていたら堰を切ったように涙が出てきて、そこからはめちゃくちゃ泣きました。
翌日以降はケロッと、というわけにはいきませんがかなり回復して「やっぱりチョコはすごいね」なんて話を家族としょっちゅうしていました。
痙攣をしたり、歩きにくそうにしたり、不安になることも多かったですが、それでもその度になんとか乗り越えていました。
思えば、チョコは僕たちに覚悟をする時間をくれたんじゃないかと思います。
それでもどこか奇跡を信じていて、僕より先に死ぬはずがない、めちゃくちゃ回復して化け犬になるんだ、なんて思っていたのですがそれもとうとう叶いませんでした。
今日の13:52に母から電話があり、震える声で「チョコがもうダメかもしれない」と。
チョコは強い子だからきっと大丈夫と思いながらもすぐに実家に向かいました。僕の家から実家まではかなり近い距離なので走って向かいました。
到着すると、もうチョコは亡くなっていました。
電話をしていた時はまだギリギリ息をしていたそうですが、残念ながら死に目に会うことはできませんでした。
もっと速く走っていたらと後悔は残りますが、それでもまだ体温のある内に触れさせてくれて本当に良かったなと思います。チョコの最後の体温も、まだ手に残っている感覚があります。
今は本当に色々な感情が巡っています。この感情を表現することすらできません。
今どこにいるんだろうとか。
寂しがり屋で人見知りだから、天国行って寂しくしないかな、誰か仲良くしてくれるかな、とか。
君が天国に行くなら俺も頑張って天国に行けるようになりたいな、とか。
会いたいよチョコ。寂しいよ。
家族であり、友達でもあり、どんなことがあっても寄り添ってくれる唯一の味方だとも思っていましたから、この喪失感はちょっと言い表せません。心を抉られるようです。
チョコが体調を崩してからの数カ月は覚悟してきたつもりでしたが、まだまだ俺には君が必要だよ。まだ君といたい。
やっぱりワンちゃんってさ、見た目があの時出会った赤ちゃんのままで、小型犬の場合は大人になってもそこまでサイズも変わらないから、俺にとってはずーーっと赤ちゃんみたいな存在でもあったんだよな。
だからこそ、もっとしてあげられることがあったんじゃないかなとか、もっと遊んであげられたんじゃないかなとか、そういう類の後悔も尽きないんです。
きっとこの後悔は一生背負っていくんだろうなと思います。
本当に良い子だったよなぁチョコ。最後までずっと良い子だった。
この日のこのタイミングで逝ったのも、なるべくみんなに迷惑かけずにするためなんだろ?
ホントにウチに来てくれてありがとうね。チョコは幸せだったかな。
今までいっぱい頑張ったね、お疲れさまでした。
俺が向こうに行ったら必ず一緒に過ごそうね。また会おうね、ずっと大好きだよ、チョコちゃん。
2021年01月13日 端希
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