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『飢えと舌』歌詞
2022年10月08日 00:00
飢えと舌
music & words:端希
例えばそこの子供(ガキ)が
一歩よろけた横断歩道
瞬間に本能の腕と
脳裏、過(よぎ)る美談の猿
痩せた猿さ
ごきげんよう古の皆さん
化け物(モン)違う交差点
くたびれた僕らの遺伝子は残さず
綺麗に逝きましょう
どうぞそのまま、トンだままで
話を聞いてくれないか
疲れたならニンゲンを止めてくれても構わない
嗚呼何処まで行っても僕らこの星の生物で
精々飢えた舌が乾くまで
嘘を喰らうだけだ
なぁどう決めたのか教えてくれないか
君の“上”と“下”を
答えは知らなくていい
そうだろ?痩せた猿なのさ僕らは
猿なのさ
味わい尽くしたなら
容赦なくその次も奪うのが常さ
ポップアイコンの口を塞いでくれ
腹一杯なんだ
天辺(てっぺん)からサーチライト
舞う塵と抱き合ってんだ
アッセンブルこんくらい
盆暗もってお茶ノ子祭々
後天的不良は
体温を持て余してんだ
その辺に捨ててくれ
怠惰と自惚れは
硝煙(しょうえん)燻(くゆ)る
臓物の箱
最後の火薬はいつ切れたんだ?
誰かの飢えが野蛮な線を引いて
比べ合う
嗚呼何処まで行っても僕らこの星の生物だ
いつまで「上だ」「下だ」
品もなく競い合うのだろう
残像、片付けた腹の中には
蠢(うごめ)く黒い僕だ
全く嫌ンなるほど醜さに溢れている
逃れらんない僕もニンゲンだ
ニンゲンさ
© 2020 hashiki.